ゆめいと

ゆめを手繰り寄せるためのオハナシ

「誰かのため」は、誰のため?

 

f:id:no1021:20171025031505j:plain

↑ゆめいと初!アイキャッチをいれてみました。(拭えない不器用感) 

 

突然ですが。わたし、サプライズが大好きなんですよね。

相手が喜びそうなことを考えて準備して、でも、ギリギリまで絶対教えない。笑

喜んでくれても、「当たり前のことをしたまでだよー」とスマートにさらっと“こなす”のが好きなタイプ。 

 

誕生日とか記念日とか特別な日だけじゃなくて、普段居酒屋で飲んでるときも、結構そういうことを考えてます。

 

「おっ、そろそろ醤油の出番?」「新しいおしぼり頼んどくか」みたいな。 

 

誰かのために何かを考えているときって、とっても楽しいんです。

それが特に好きな人たちだと、わくわくも奉仕欲も倍増します。単純。笑

 

ホスピタリティあるよね」と言われることもあります。

嬉しい。嬉しいけど、なーんか自分にはしっくりこないと思っていました。

 

「誰かのため」は、誰のため?

 

 重ねますが、誰かのために何かを考えているときって、とっても楽しいんです。

他の誰でもない、このわたしが。

 

誰かのために何かをして喜んでもらえると、とっても嬉しいんです。

他の誰でもない、このわたしが。

 

誰かのために何かをして、思っていたより喜んでもらえなかったら、がっかりします。

失望するのは、その「誰か」ではなく、わたしです。 

 

わたしに対する 「ホスピタリティがある」という評価にしっくりこない原因って、多分ここにあったんですよね。

 

「わたしがもし〇〇さんだったら〜」という考えに潜む罠

 

新卒で入社した前職では、営業をしていました。

テレアポして、ニーズを聞いて、訪問して商談して、提案する。

 

その営業活動で求められていたのも、「お客様のために」という顧客思考でした。

お客様の悩みをたくさん聞いて、課題解決のための提案を考えます。

 

いくら懸命に考えて提案しても、受注できなかったお客様がいました。わたしの努力を知ってか知らずか、最後まで心を開いてくれなかったお客様もいました。

 

悩んでいた時、上司にヒントをもらって、とある事実に気付きました。

 

「わたしがお客様だったら」って、自分が主語から離れられないうちは、結局自分の視点しか見えてないんです。

 

自分が相手だったら100点をつけるような提案でも、相手が0点をつけたらそれが本当の評価。落第なんです。よく考えれば当たり前なんですが、わたしはそこを混同していました。

 

どんなに近い存在でも、相手は“他人”であることを認める

 

誰かのために何かをしたとき、その行動の価値が自分と相手で違うことは多々あります。自分と相手は価値観も考え方も違う“赤の他人”だからです。

 

「営業担当とお客様」のように、相手と一定の距離を置いている関係であれば、混同も少ないかもしれません。ただ特に注意したいのは、相手と親しい仲である場合です。

 

親しい仲になると、どうしても「わたしと相手は同じ感覚をもっている」と錯覚しがちです。つまり、「コレをしてもらうとわたしは嬉しいから(相手も喜ぶだろう)」という理由で勝手に行動し、勝手に何かを期待することが増えます。

 

そうして、思ったより喜んでくれなかったり、期待した見返りがなかったりすると「こんなにやってあげたのに」と心がざわざわします。本来は“相手”のためにとった行動なのに、“自分”が満たされないことに不満をもってしまう。

 

本末転倒ですよね。それがきっかけで喧嘩になんてなろうものなら、悲劇です。

 

ドライな言い方に聞こえますが、自分の中でしっかり「相手は他人であること」を認めなければいけません。尽くしたがりには辛い事実です(T_T)

 

「この人はコレが“幸せ”ではないんだ」と納得できる強さ

  

わたし自身、どんなに大切な相手でも“他人”であるということに気付き(認め)始めたのは最近です。だから今は、できるだけ独りよがりにならないように意識しています。

(たまにワガママになっちゃうのは仕方ない!と自分を甘やかしながら笑)

 

「誰かのために」と思って行動すること自体は素敵なことだと思います。

そう思って行動できるのは、わたしの良さだとも思ってあげるようにしています。

 

ただ、もし相手から期待以上の反応が返ってこなかったら。

そのときは「この人はこれが嬉しいわけじゃないのか。なるほど。」と納得できる強さも必要かな、と。

 

「コレは駄目か!じゃあコレはどうだ!」と悔しさをバネに集中砲火して、より相手を知るきっかけにしてみるのもいいかもしれませんね(^o^)

 

世界のどこか、あなたの心のどこかにいるかもしれない「承認欲求強めの尽くしたがり屋さん」と一緒にがんばれたら嬉しいです。笑

 

それではでは!